JACKAL (1995)(日本語)

1995年当時の新譜で1994年発売の”A SAFE LOOK IN MIRRORS”アルバム。

 

 

弊誌S-ROCK vol. 1 (1995年発行)に掲載された質問状回答を掲載します。質問状回答の原本が見つからない為、冊子をスキャンしたファイルを掲載します。質問状を依頼する前にSøren Hee Johansenは脱退した為、彼の回答は冊子にも掲載されていません。

 

 

1995年回答当時のJACKALのメンバー:

Brian Rich (Vo)
Benny Petersen (G)
Jesper Bang (B) (彼の在籍は数週間だけだったそうです)
Per Fisker (Ds)

 

 

(質問)
1.最近はどんな事をしていますか?アルバム製作?コンサート?それとも休暇中?
2.最新アルバム/デモテープについて教えて下さい。どんな所に注目して欲しいですか?好きな曲は?
3.「日本」という言葉から連想するものは?
4.ミュージシャンとしてのゴールを教えて下さい。貴方自身はどうですか?
5.貴方の音楽キャリアとどんな音楽を演ってきたのか教えて下さい。
6.音楽的嗜好と好きなミュージシャン、バンドを教えて下さい。
7.S-ROCKの日本のファンにメッセージを下さい。サインもお願いします。

Per Fisker (Ds) – JACKAL (1995)(日本語)

弊誌S-ROCK vol. 1(1995年発行)より

 

1995年当時の新譜は、1994年に発売された”A SAFE LOOK IN MIRRORS”でした。

 

 

 

1.今は、次のアルバムの曲を完成させるのを始める前にちょっとした中休みを取っているんだ。

2.俺の考えるエネルギーは、俺達の音楽の大きな要素なんだ。メロディックであるという事もとても重要なんだよ。好きな曲は”Taken Away”さ。

3.偉大さ、歴史、美、そして酒の入った熱いどんぶり。

4.ミュージシャンとしてのゴールは、素晴らしい曲を作る事と、俺が音楽を聴く時に得るのと同じものを人々に与える事が出来る様になる事。自分自身としては、沢山の旅をして意味のある人生を送る事だけど、勿論子供の居る家庭も欲しいな。

 

 

5.これ迄に3枚のアルバムを発表しているんだ。1990年の”RISE”、1993年の”VAGUE VISIONS”、1994年の”A SAFE LOOK IN MIRRORS”だ。この8年間はJACKALでドラムを叩いてきた。これが俺がしてきた事さ。

6.好きなミュージシャンやバンドは沢山あるし、好きな音楽は両方の方向にある。WET WET WETからMEGADETH迄好きだから、好きなバンドは沢山なのさ。

7.ロックし続けてくれ、自分自身に誠実であって欲しい。両親を尊敬して、飲み過ぎるなよ。

Benny Petersen (G) – JACKAL (1995)(日本語)

弊誌S-ROCK vol. 1(1995年発行)より

 

1995年当時の新譜は、1994年に発売された”A SAFE LOOK IN MIRRORS”でした。

 

 

 

1.リハーサルルームで週2回リハーサルをしているよ。毎日家でリフ作りを兼ねてギターを弾いているし、リハーサルで今迄やってきた事を練り直したりもしているんだ。デンマークの天気は今最高だから屋外で過ごす事が多くて、太陽の恩恵を受けているのさ。そんな時も大抵はアコースティック・ギターを傍らに置いて、いつでもインスピレーションをモノに出来る様にしているんだ…。

2.”A SAFE LOOK IN MIRRORS”さ。アルバム全体を聴いて欲しい。最初の2曲のヘヴィーさが君を怯えさせない様にね!曲はそれぞれが異なっているんだ。これはみんなの為の曲なんだ。俺自身は、雰囲気と独特の5/4ビートの”Dream On”が好きだ。あのビートは今の音楽シーンじゃ珍しいだろ。”Journey”は複雑なリフと成り立ちが凄い名作さ。”When The Light Is Comin’ Down”が一番いい曲だと思うんだ。とてもシンプルだからね。”Just A Little Closer”もゾクゾクするんだ。”The Lonely”と”Takin’ Away”はロックしたい気分にさせてくれる曲だよ!!!

3.極東の国。強い信念と伝統。ロックンロール(HR)に熱心。大阪、名古屋、東京は俺が行った所!穏やかで礼儀正しい態度の前向きな人々と心!

4.ミュージシャンとしてのゴールは、常に創造的である事、自分のアイディアを公にする事。必要以上に金儲けをする必要なんてないんだ。勿論車輪を回して前に進むには幾らかの金は必要だけどね。俺達の音楽が彼等を元気付けていると話してくれる人々に逢う事は、続けていく為のインスピレーションを与えてくれるものさ。自分のしている事に信念を持つ事、清らかな心と魂を持つ事を信じているんだ。人生において謙虚である事は大切なのさ。

 

 

5.初期MERCIFUL FATEの”BURNING THE CROSS”の頃、デンマークのパワー・メタル・バンドのHARLOTとEVIL、Mike Trampと共に初期のラインナップのWHITE LION、MERCIFUL FATEのドラマーのKim Ruzzと共にデンマークのポップ・ロック・バンドのWET、昔のJACKALのメンバーだったClaus Weiergangと、Per Fiskerと共にPRAYERを経てきたよ。JACKALは1987年の11月1日に始めたんだ。キャリアの全てはロックなんだ。ポップ・ロックからヘヴィー、HR、そして凄く速いHM迄さ。

6.俺の音楽的嗜好はとても幅広いよ。大抵のものは何でも聴くんだ。幾らかここに挙げるよ。Ozzy Osbourne、BLACK SABBATH、QUEEN、SWEET、昔のVAN HALEN、DREAM THEATER、MEGADETH、SOUNDGARDEN、BON JOVI、MASQUERADE、MERCIFUL FATE、Jamie Walters、U2、MALLILION、ROXETTE、TNT、MÖTLEY CRÜE、AEROSMITH、CHEAP TRICK、Mariah Carey、METALLICA、MOTHER’S FINEST、昔のQUEENSRŸCHE、DEEP PURPLE、EAGLES、Greg Wright、KISS、URIAH HEEP、TOTO…俺の好きな絶対的存在の幾つかは、素晴らしいテクと心を込めたプレイをするMichael Schenkerと、抜きん出たギターの秀才Randy Rhoadsなんだ。

7.日本の観客は本当に一番だよ。君達と、大阪、名古屋、川崎-東京を決して忘れない。日本では沢山のアルバムが売れたんだ。つまり、君達が本当に俺達の音楽を理解してくれているという事だからね。どうもありがとう。
俺達の本当のファンのみんなへ:JACKALは事故に遭ったんだ、誰も死なずに済んだけどね。でもこの事で次のアルバムの制作が遅れているんだ。どうか待っていて欲しいし、信じていて欲しいんだ…。待つ甲斐があるアルバムを作るからね…。

Brian Rich (Vo) – JACKAL (1995)(日本語)

弊誌S-ROCK vol. 1(1995年発行)より

May his soul rest in peace.

 

1995年当時の新譜は、1994年に発売された”A SAFE LOOK IN MIRRORS”でした。

 

 

Brianの回答はタイプされたもので、自筆ではございません。

 

 

 

1.今は充電中で、そうすれば新しいパワフルな曲を作る事が出来るんだ。JACKALはまさに力を蓄積しようとしている所だと思うよ。

2.”A SAFE LOOK IN MIRRORS”の中の俺の好きな曲は、今は”When The Light Is Coming Down”だけど、時々変わるんだ。みんなに注目して欲しいのは、曲全体を1曲としてとらえるという事。アルバム全体を通して腰を据えて楽しんで欲しいんだ。

3.難しい質問だよ。日本という言葉が語られると、俺の心の中に様々な事柄が思い浮かぶからね。でもこれからも常に思い出すだろうという事は、日本に初めて行った時じゃないかな。あのツアーは俺のキャリアの中の1つのピークだったからね、音楽も、日本の土地や人々についてもね。

4.(ミュージシャンとしては)今俺がやっている事を継続する事、出来れば人々を俺達が演っている音楽で楽しませたい。(自分自身としては)俺の人生を楽しいものにする事。

 

 

5.かなりの時間をPerと一緒にFOREVERやPASSION等のバンドで演ってきた。この8年間はJACKALで歌っていて、3枚のアルバムを発表してきたよ。”RISE”、”VAGUE VISIONS”と”A SAFE LOOK IN MIRRORS”さ。

6.俺の音楽の好みはJACKALの様なよりパワフルでメロディックなメタルだ。自分達の音楽が好きだからね。そうでなければJACKALでは演って・歌っていないよ。

7.メタルが支配するんだ、次に俺達が日本へ行く迄ヘヴィーで居てくれ。