弊誌S-ROCK vol. 1(1995年発行)より
1995年当時の新譜は、1994年に発売された”A SAFE LOOK IN MIRRORS”でした。
1.リハーサルルームで週2回リハーサルをしているよ。毎日家でリフ作りを兼ねてギターを弾いているし、リハーサルで今迄やってきた事を練り直したりもしているんだ。デンマークの天気は今最高だから屋外で過ごす事が多くて、太陽の恩恵を受けているのさ。そんな時も大抵はアコースティック・ギターを傍らに置いて、いつでもインスピレーションをモノに出来る様にしているんだ…。
2.”A SAFE LOOK IN MIRRORS”さ。アルバム全体を聴いて欲しい。最初の2曲のヘヴィーさが君を怯えさせない様にね!曲はそれぞれが異なっているんだ。これはみんなの為の曲なんだ。俺自身は、雰囲気と独特の5/4ビートの”Dream On”が好きだ。あのビートは今の音楽シーンじゃ珍しいだろ。”Journey”は複雑なリフと成り立ちが凄い名作さ。”When The Light Is Comin’ Down”が一番いい曲だと思うんだ。とてもシンプルだからね。”Just A Little Closer”もゾクゾクするんだ。”The Lonely”と”Takin’ Away”はロックしたい気分にさせてくれる曲だよ!!!
3.極東の国。強い信念と伝統。ロックンロール(HR)に熱心。大阪、名古屋、東京は俺が行った所!穏やかで礼儀正しい態度の前向きな人々と心!
4.ミュージシャンとしてのゴールは、常に創造的である事、自分のアイディアを公にする事。必要以上に金儲けをする必要なんてないんだ。勿論車輪を回して前に進むには幾らかの金は必要だけどね。俺達の音楽が彼等を元気付けていると話してくれる人々に逢う事は、続けていく為のインスピレーションを与えてくれるものさ。自分のしている事に信念を持つ事、清らかな心と魂を持つ事を信じているんだ。人生において謙虚である事は大切なのさ。
5.初期MERCIFUL FATEの”BURNING THE CROSS”の頃、デンマークのパワー・メタル・バンドのHARLOTとEVIL、Mike Trampと共に初期のラインナップのWHITE LION、MERCIFUL FATEのドラマーのKim Ruzzと共にデンマークのポップ・ロック・バンドのWET、昔のJACKALのメンバーだったClaus Weiergangと、Per Fiskerと共にPRAYERを経てきたよ。JACKALは1987年の11月1日に始めたんだ。キャリアの全てはロックなんだ。ポップ・ロックからヘヴィー、HR、そして凄く速いHM迄さ。
6.俺の音楽的嗜好はとても幅広いよ。大抵のものは何でも聴くんだ。幾らかここに挙げるよ。Ozzy Osbourne、BLACK SABBATH、QUEEN、SWEET、昔のVAN HALEN、DREAM THEATER、MEGADETH、SOUNDGARDEN、BON JOVI、MASQUERADE、MERCIFUL FATE、Jamie Walters、U2、MALLILION、ROXETTE、TNT、MÖTLEY CRÜE、AEROSMITH、CHEAP TRICK、Mariah Carey、METALLICA、MOTHER’S FINEST、昔のQUEENSRŸCHE、DEEP PURPLE、EAGLES、Greg Wright、KISS、URIAH HEEP、TOTO…俺の好きな絶対的存在の幾つかは、素晴らしいテクと心を込めたプレイをするMichael Schenkerと、抜きん出たギターの秀才Randy Rhoadsなんだ。
7.日本の観客は本当に一番だよ。君達と、大阪、名古屋、川崎-東京を決して忘れない。日本では沢山のアルバムが売れたんだ。つまり、君達が本当に俺達の音楽を理解してくれているという事だからね。どうもありがとう。
俺達の本当のファンのみんなへ:JACKALは事故に遭ったんだ、誰も死なずに済んだけどね。でもこの事で次のアルバムの制作が遅れているんだ。どうか待っていて欲しいし、信じていて欲しいんだ…。待つ甲斐があるアルバムを作るからね…。