WAKE THE NATIONS – E-mail Interview (2019)(日本語)

(L to R) Janne “Gekko” Granfors (B), Krister Stenbom (Vo), Jori Tojander (Key), Risto Tuominen(G) and Tuomas Pelli (Ds).

 

 

質問作成:Rue@kingcompanyjp on FACEBOOK and Twitter
翻訳:S-ROCK

 

 

**このインタビューの質問は、ANDERSTEIN MUSICが廃業の告知を出す前にバンドに送られました**

 

 

Rue: WAKE THE NATIONSは2ndアルバムの”HEARTROCK”で日本デビューを果たしました。おめでとうございます。メンバー紹介をお願いします。日本のファンは「あのHUMAN TEMPLEのメンバーが居るなら間違いのないバンドだ」と言ってます。

WAKE THE NATIONS(以下WTN): メンバーは、

Risto Tuominen (HUMAN TEMPLE, G)
Jori “Jorge” Tojander (元HUMAN TEMPLE, Key)
Janne “Gekko” Granfors (元HUMAN TEMPLE, B)
Krister “Papa Smurf” Stenbom (Vo)
Tuomas Pelli (Ds)

だよ。日本のHUMAN TEMPLEファンのみんなに挨拶するよ!

Rue: 1stアルバム”SIGN OF HEART”をリリースしてからブランクがありましたが、バンドはどのような活動をしていましたか?

WTN: 実際の所、”SIGN OF HEART”の発売直後から新曲を書き始めてたんだけど、同時にツアーもしてたんだ。RECKLESS LOVEのプロデューサーから連絡を貰って、彼の指示の元に3曲レコーディングし始めたよ。他の8曲をレコーディングした時には、サウンドとハーモニーに関して完璧な構成だと思ったし、彼の助言に従ったのさ。今回俺達はアルバムを洒落ててフレッシュなものにしたかったんだ、ふんだんにキャッチーなメロディーを盛り込んでね。

Rue: “HEARTROCK”は日本のメロディアスハードロックのファンからの評判がとても良いです。手応えは感じていますか?

WTN: ああ、あったよ!それは本当に最高だよ!いつか日本で演れる機会があるといいな。そうすれば俺達の夢が叶うんだ。

 

 

Rue: アルバムの曲紹介をお願いします。

WTN: 君達が曲について何を知りたいのか全く分からないけれど、1行でまとめると、全ての曲は人生の様々な場面での至る所についてのある種の話を語っているって事さ。君が幸せな時、悲しい時に心は浮き沈みするだろ。

01. No Mercy
02. Tattooed Girl
03. Midnight Lovers
04. All My Life
05. Fallen Angel
06. Now You’re Gone
07. New Day
08. Flames
09. Something In Your Eyes
10. Higher
11. This Is Over
12. Real-life Superhero

Rue: 前作では複数のヴォーカリストが歌っていたのでプロジェクトのような印象がありました。今作では前作以上に楽曲が充実していると思います。曲を作る上で何か新しいチャレンジはありましたか?

WTN: まず最初に、俺達はSören KronqvistやThomas Vikströmの様なトップ・ライターからの協力を得たんだ、2、3を挙げるとね。Ristoはシンセ・サウンドやアレンジで沢山の実験をしたんだ。それが楽曲に別の幅を与えたのさ。勿論プロデューサーの影響は大きかったし、他の誰でもないErik Mårtenssonがアルバム全体をミキシング、マスタリングしてくれたお陰で、今回は最終的な感触が違ったものになったんだ。

Rue: THERIONのThomas Vikström、THE NIGHTSのIlkka Wirtanen、ONE DESIRE、FIND MEなどに楽曲提供をしているSören Kronqvistといった外部ライターの楽曲がありますが、彼らを起用したいきさつを教えて下さい。また、ミックスとマスタリングはECLIPSE / AMMUNITIONのErik Mårtenssonが担当しましたが、彼との仕事はいかがでしたか?

WTN: RistoがSNSで以前から連絡を取っていたから、ThomasとSörenが参加してくれたんだ。Ilkkaは俺達に連絡をくれて、何か助けが必要か尋ねてくれたんだ。Erikには、ECLIPSEがSCORPIONSの前座でフィンランドに来た時に逢って、俺達のアルバムのミキシングをしてくれないか頼んだのさ。俺達みんな彼の作曲スキルとECLIPSEの音が大好きなんだ。

Rue: 今作でも前作同様複数のゲストミュージシャンが参加しています。彼らが参加する事で何か変化を求めたのでしょうか?共演して印象深いミュージシャンはいましたか?

WTN: 俺達は、このアルバムを多彩な視点で捉えたかったんだ、だから友達を何人か誘って演ったり歌ったりして貰ったんだ。彼等はみんなそれぞれの役割でとても成功しているだろ、彼等みんなに感銘を受けたんだ!

Rue: “Tattooed Girl”のPVではメンバー自らアクターとして登場しています。実際に撮影に参加した感想を聞かせて下さい。

WTN: 基本的にビデオ撮影は楽しいの一言だよ!でもビデオの背景にある物語は、主演女優Siniの人生に感化されたものなんだ。この曲は彼女について歌っていて、彼女がビデオに出演するのはある意味自然な流れだった。俳優がもっと必要だったけど、探す必要はなかったんだ…。

Rue: 日本盤のボーナストラックとして、去年ギターのRistoがソロとして発表した”Real-Life Superhero”が収録されています。この曲の説明もお願いします。PVに登場する彼の子供たちがとても可愛いです。

WTN: この曲はアルバムの他の曲と合っていて、バンドのお気に入りの中の1曲だったんだ、だからレコーディングし直す事にして、日本盤に収録したんだよ。

 

 

Rue:2月にヘルシンキでリリースパーティーを開いてライブも行ったと聞きました。その時の様子を教えて下さい。

WTN: ああ、ヘルシンキで発売をお祝いして、新曲も古い2、3曲も含めて演ったんだ。ファンや友達と素晴らしい時を過ごしたよ。Timo Pelanderが俺達と一緒に演ってくれて、彼みたいな才能あるギタリストと同じステージに立てるのは常に喜びなんだ。俺達はもっとライヴをやりたいんだ!

Rue: ライブツアーの予定はありますか?フィンランド国外だとドイツでライブを演った事がありますよね。日本でも是非ライブが観たいです。

WTN: 2、3のライヴは決まってるけど、それら全てがフィンランド国内なんだ。またドイツへ行こうと計画中だよ、これ迄4回ツアーしてるんだ。前から言ってる様に、日本で演る事を俺達は夢見てる。日本での招聘元を求めてるんだ。

Rue: フィンランドのHM/HRのマーケットについてはどう感じてますか?日本では「フィンランドには多くのバンドが存在していてメタルヘッズの憧れの地」というイメージが定着しています。オーソドックスなHRからデス、ブラックメタルまで何でもありだと紹介されています。

WTN: フィンランドに多くのメタル・バンドが居ても、市場がやや狭いんだよね。フィンランド語とポップスは今メイン・ストリームにあるけれど、メタルもまた人気が出てきてるみたいだよ、BEAST IN BLACKやCHILDREN OF BODOMみたいにさ。言い換えれば、よりヘヴィーなロックに幾らか希望は残されてるって事だよ!

Rue: ヴォーカルのKristerは去年プライベートで日本を訪れたそうですね。日本ではどこに行かれたのでしょうか?日本の印象を聞かせて下さい。

Krister : うん、それは真実さ。過去何回か君達の美しい国を訪問した事があって、本当に全てが大好きなんだ。去年東京に行ったけど、大阪や神戸にも行ったよ。言った通り、俺は日本が大好きさ、人々はフレンドリーで食べ物は絶対的な魔法で、俺の2つ目の家に居る様な気分になるんだ!

Rue: 日本のファンへのメッセージをお願いします。

WTN: ファンのみんなが沢山居るって聞いたよ!その内すぐ君達の為に演れる事を祈ろう!人々に広めて、ライヴ開催実現出来る様にしたいね!俺達の音楽を聴いてくれてありがとう、そして楽しい春を過ごしてくれ、ハートロッカーのみんな!
フィンランドより挨拶を、Tuomas、Jorge、Risto、GekkoとKristerより。

 

 

(Discography)

HEARTROCK (AOR HEAVEN / ANDERSTEIN MUSIC, 2019)

SIGN OF HEART (INVERSE RECORDS, 2015)

 

 

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