For People Who Love Scandinavian HR and AOR, since February 15th, 1999.
(L to R) Roger Ljunggren(G), Ola Johansson(Ds) & Patrik Tibell(Vo).
(質問)
1.最近はどんな事をしていますか?アルバム製作?コンサート?それとも休暇中?
2.最新アルバム/デモテープについて教えて下さい。どんな所に注目して欲しいですか?好きな曲は?
3.「日本」という言葉から連想するものは?
4.ミュージシャンとしてのゴールを教えて下さい。貴方自身はどうですか?
5.貴方の音楽キャリアとどんな音楽を演ってきたのか教えて下さい。
6.音楽的嗜好と好きなミュージシャン、バンドを教えて下さい。
7.S-ROCKの日本のファンにメッセージを下さい。サインもお願いします。
スウェーデンからまた素晴らしいAORプロジェクトが登場しました。Patrik Tibell (Vo)とRoger Ljunggren (G)らの3人によるT’BELLです。 12曲入りのアルバム”REPLAY” はAOR HEAVENから2000年7月に発売、日本では2曲のボーナストラック(”Sorry Elaine”と”Forever”)を加えて2000年11月22日にMARQUEE/Avalonさんから発売となっています。以下はGのRogerから届いた彼等の簡単なバイオグラフィーです。
T’BELLのアイディアは80年代の終わりに始まったんだ。PerはSkaraのレコード会社で働いていて、Patrik Tibelの事を話してくれたんだ、Patrikは同じレコード会社でスタジオ・エンジニアとして働いていたんだけど、TRACEっていうローカル・バンドのVoとしても知られていたのさ。バンドの曲を殆ど全て書いていただけでなく、彼は自分用に沢山の曲を作っていた。そしてPerはその内の何曲かを聴く機会があって…彼は、Patrikの曲は彼がこれ迄聴いてきた最も素晴らしいAORの曲の数々に匹敵すると話してくれたよ…。この当時僕はスタジオ/セッション・ミュージシャンとして働いていて、TV番組の仕事でPatrikと一緒になった時に彼と逢ったのさ。彼は僕に自分の曲を何曲か聴かせてくれて、僕はぶっ飛んだよ。僕達は、近い将来是非一緒にスタジオで仕事をしようよ、と話し合ったんだけど、その時はお互いが沢山のプロジェクトと仕事をしていて、「一緒に演る」っていう僕達の計画を実行に移すには10年かかった…。僕達はまず昔の曲の新しいヴァージョンを作る事から始めたよ、どの作品も発売するっていう現実の予定は全くなかったんだけどね、でもPerが、レコード契約を取る為に真面目に取り組んでみないか?と勧めてくれたんだ。曲は15年もの間大事に温めて来たものなんだよ!!!そして僕達はやり遂げたんだ。君が聴いたのは僕達が作ったデモで、それが僕達をドイツのレコード会社AOR HEAVENと契約するきっかけになったんだ。僕達は現在、もうすぐ発売されるアルバム”REPLAY”の最終作業にかかっているんだ、アルバムは2000年5月に発売予定だよ。僕とPatrik以外のアルバムでのミュージシャンは、曲の仕上がりが最高になる様に、そして僕達が求めていた特別な音やスタイルを獲得する為にPatrikが特別に選んだスタジオ・ミュージシャンだよ。君達が、僕等と同じ位このアルバムに満足してくれる事を祈っているよ。
Roger Ljunggren
彼が言う様に、T’BELLの音楽は80年代風AOR。キャッチーでポップで、非常に無駄のないすっきりとした音作りがなされています。思わず一緒に歌いたくなる、という表現が彼等の音を表現するには一番ぴったりかも知れません。Mikael Erlandson辺りが好きな人には是非お勧めの作品です。
(Discography)
REPLAY (MARQUEE/Avalon, 2000)
1.スタジオ・エンジニア、そしてプロデューサーとして働いているよ。空いた時間でT’BELLのアルバムの最後の作業を終わらせようとしている所さ。今毎日、1日10~15時間働いていて休みを取る暇がないんだよ。5月に引っ越す予定で家を買った所だから、家のための時間を取れる様に何とかするつもりなんだ。
2.アルバムの曲は元々は1983~1995年の間に書かれたものだから、歌詞は今僕が書くものとは多分違うだろうね。でも殆どの曲は色々な状況にある恋愛や人生の時期について歌っているんだよ。僕自身はとても複雑だけど、誰でも一緒に歌えるシンプルな音作りを楽しんでいる。アルバムからの僕の好きな曲は”Refugee”か”Send Her A Letter”かな。89年に書いた”It’s Only Love”もいいね。
3.家族というものに対しての高い意識…価値観と尊敬を抱いている素晴らしくて親切な人達。君達が80年代のウェストコースト・ミュージックが好きなんだって事を知っているよ。
4.僕はもう30歳を超えているけれど、シンガーとして向上したいね。より素晴らしいソング・ライター、そしてキーボード・プレイヤーになれる様に努力しているよ。
5.1980年に最初の「本物」のバンド、IC-SAS-bandを始めたんだ。2、3年後ソングライターでKeyのTommie Petterssonに出会って、007、後にTRACEになるバンドを結成するのさ。80年代終わりにスウェーデンやノルウェーの色々な場所で演っていたよ。1989年に唯一のシングル”Was It Love”をレコーディングして、その2、3ヶ月後に解散したんだ。その後はスタジオ・エンジニアとしてフルタイムで働く様になったよ。TRACEは90年代に2、3回再結成ライヴをやったけど、94年以降僕はステージには立っていないんだよ。
6.ELOが大好きなんだ。Jeff Lynneは素晴らしいソングライターだと思うのさ、彼等が”Roll Over Beethoven”でヒットを飛ばした時、1973年から彼等の音楽を聴き始めたんだ。70年代にはAC/DC、SWEET、Alice Cooper、THIN LIZZY、そして勿論TOTO、CHICAGO等を聴いていたよ。AIRPLAYを聴いた時、どんな音楽を演りたいかが分かったのさ。好きなミュージシャンは僕の真のインスピレーションの源になってくれているSteve Lukather、Jay Graydon、David Fosterだよ。
7.日本に僕達のアルバムが輸出されるんだったら、君達が聴いてくれて、出来れば買ってくれるといいな。
(L to R) Roger Ljunggren(G), Ola Johansson(Ds) & Patrik Tibell(Vo).
1. What are you doing these days, for new album, for concerts or having holidays?
2. Let us know your latest album / demo tape. What do you want people to pay attention on it? Let us know your favorite songs from it.
3. What do you image from a word “Japan”?
4. What is your goal as a musician? How about as yourself?
5. Let us know your music career and what kind of music you used to play.
6. Let us know your taste of music, your favorite musicians and bands.
7. A message to your Japanese fans for S-ROCK. And your autograph, please.
These are his autographed answers for our questionnaire which was on S-ROCK vol. 2 (out in March 1997). We can’t find the original papers, and scanned pages of the issue. We apologize that it doesn’t look as good as the original.
弊誌S-ROCK vol. 2(1997年3月発行)に掲載したMarcel 直筆の弊質問状に対する回答です。尚、原稿が見つからず弊誌のページを直接スキャンした為、見辛い点があります事をご了承願います。
1.1995年9月から1996年にかけては、TALISMANの”LIFE”アルバム、HUMAN CLAY(俺とJSSのニュー・プロジェクトだよ)の”HUMAN CLAY”アルバム、Yngwieの”INSPIRATION”アルバムが発売されるんだ。出来れば1996年の秋に日本をツアーしたいね。
2.”HUMAN CLAY”だ。俺がギターを弾いた初めての作品なんだ。凄くおかしいよな。守るべき俺独自のスタイルなんてないんだから。だから負けないように努力したり、自分自身になれるのさ、その曲が必要と感じればね。影響を発見してくれ!好きな曲はWithout Youだよ。
3.興味深い質問だな。言葉遣いが完全に解釈を自由にしているよね。1つだけ印象を教えておこうか。積極的な礼儀正しさ。
4.映画音楽を担当する事さ。分かる?最も興味深い挑戦が潜んでいるんだ。人間性を高める様努力する為にね。共感や哀れみを失う事なく独創的に環境に適合する、よりはっきりと定義された人格さ。
5.Yngwie Malmsteen、John Norum、TALISMAN、HUMAN CLAY…ギター・ミュージック。
6.ブラック・ミュージック、ソウル、TERENCE TRENT D’ARBY、LED LEPPELIN、Ritchie Blackmore、Sam Cooke。
7.常に目覚めていよう。心を使うんだ、恐れてはいけないよ。