元TINDRUM/MISSLEADのToveと仲間達が新しいバンドCHASING EMBLAを始動し、今秋アルバム”RESURRECTION”を発表しました。S-ROCKは(現時点で)日本独占Eメール・インタビューを行いました。
S-ROCK: 日本のメロディアスHRファンにとって貴方はTINDRUMとMISSLEADのシンガーでした。その後何をしていましたか?
Tove: 1993年頃MISSLEADのメンバーはそれぞれの道に進む事を決断したの、そして長い間私は全く歌ってなかったわ…。
今年の2月にスタジオを押さえる準備が整って、私達のファースト・アルバムのレコーディングを始めたわ。
Tove (vo)
S-ROCK: ToveとOOの他のメンバー、Morten、 Freddy、 ThomasとPerは日本のファンにとっては初めての人達です。CHASING EMBLAの前に彼等が何を演っていたか教えて頂けますか?
Tove: えっと、キーボードのPer Nordengenは古くからの友達よ、お互いを長い間知ってるの。でも一緒に演った事はなかったわ、今より前はね。
いつもこう言うの。この旅よ、彼等と一緒の!真剣な音楽を作っているわ。とても楽しんでる。それがとても好きよ。
S-ROCK: CHASING EMBLAの「embla」は北欧神話から取ったのですか?彼女が追っているのは何でしょう?そして何から復活するのでしょうか?
Tove: いい名前を探すのって本当に挑戦よね…バンド名って数え切れない位あって、私達は唯一無二なものを探したかった。
アルバム “RESURRECTION” は記録なの。過去から今への音楽の旅ね。L.A.での日々からの曲や、日の目を見なかった古い2、3のアイディアもあるわ。勿論新しい曲達もね。だからこの旅は私達の、そして私の復活なのよ。
S-ROCK: ブックレットによれば貴女はL.A.へ行って、現地のミュージシャン達と仕事をしたんですよね、それはいつで何故L.A.だったのですか?
Tove: MISSLEADは1987年に初めてL.A.に行ったのよ、プロモーションとコンサートの為にね。当時のマネージャーが実現させたの、彼は現地の人達を知ってたわ、Madam Wong’sやCountry ClubやWhiskey A Go Goの様なクラブで演ったのよ。そしてMichael MikulkaとSteven McClintockを紹介されて2、3曲レコーディングしたの。
私とOOは何回かMichael Mikulkaの所へ戻ったわ、他のソングライター達と仕事する為にね、とりわけKen Tamplinよね。その時の旅で作ったものの幾つかはCHASING EMBLAのアルバムに含まれてる。
S-ROCK: それから貴女達はDREAM POLICEのRino JohannessenやOle Petter Hansen Chylieと仕事しましたよね?彼らはアルバムで演奏していますか?
Tove: いいえ、彼らは演奏してないわ。でも彼らはFredrikstadにあるGreen Roomっていうスタジオを所有しているの。ベースとドラムをそこでレコーディングしたかったの、彼等の専門だもの。Green Roomではギターの殆どもレコーディングしたわ。
その後はMossにあるMarshall Sound Serviceへ移ってキーボードとヴォーカルを録音したわ。加えてスタジオでのレコーディングの管理はGilbert Marshallは熟練のキーボード奏者でシンガーだから。
S-ROCK: “RESURRECTION”アルバムの各曲を教えて頂けますか?
Tove: Too Late (作詞作曲: Frank Tostrup)
終わりを迎えようとしている関係についての曲よ。裏切られている事に疲れ切っているの。
Straight Through My Heart (作詞作曲: ToveとOO)
貴方を手に入れて捕まえている為ならあらゆる事をするわ、例え貴方が私にとっていい人じゃないとしても。
You Got Me Running (作詞作曲:Steve McClintockとOO)
貴方が求めた人は決して貴方のやり方を見ようとしなかった。
Hide-and-Seek (Written by Tove and OO)
この曲には深刻なトピックが含まれてるの。ある人が心の健康にもがいていて、何処かに隠れたいと思ってる。
誰もそこに居なくても声が聞こえている。全て問題ない様に振舞っていても、それはゲームでしかない。
Fly, Angel (作詞作曲:ToveとOO)
この曲は昨年の夏に書かれたの、私達の親しい人のお父様があと2、3ヶ月の余命宣告を受けたのよ。
本当に悲しかったわ。私達はその感情の全てを捕えようとしたわ、悲しみと希望と、孤独と愛をね。
Man In The Middle (作詞作曲:Frank TostrupとOO)
貴方が本当のトラブルに巻き込まれてコーナーに追い詰められたら、貴方は逃げる為にどんな事でもするわよね。
Slide of Hands (作詞作曲:ToveとOO)
誰かが貴方を騙そうとしてる、引っ掛けられているのは分かってるけど、離れられない。
Prove It To You (作詞作曲:OO)
約束にこだわってる、例え問題があったとしても、そして全てが困難だとしても。留まると貴方は約束したから立ち去りはしないの。
Shakin’ All Over (Written by Ken Tamplin and Tove)
ラヴ・ソングよ、単純明白なね。貴方から目を離せない、貴方は私を震えさせる。
Even It Up (作詞作曲:ToveとOO)
みんながペースを落とす時よ。私達がする全ての悪い事は世界を破壊しているから。とても沢山の赤い旗が出ているのに私達は見ようともしない。
そして幾らかの人達はある意味政治的・文化的な進化の一部だと思ってるけど、彼らは現実と真実をもて遊んでいるだけよ。
I’ll Make You Love Me (作詞作曲:ToveとOO)
現実から目を逸らして生きている、貴方は誰かを自分を愛させる様に仕向けられると思ってる。
No One Will Love You Like I Do (作詞作曲:OOとSteve McClintock)
長い間行かなくちゃいけない、家族を置いていかなくてはいけない。私を忘れないで、多分いつか戻って来るから。
私達はバッキング・ヴォーカリストが欲しかったのよ、幸運な事にLiv Jeanette S. TjønnåsとTrude Bergliを探す事が出来たわ。彼女達は何年も一緒に歌ってきた人達で、本当にかっこいいの。私達の曲に新たな次元を追加してくれるわ。彼女達の仕事に本当に感謝しているのよ。
私達のアルバムはOOがプロデュースしたわ。ミキシングとマスタリングはNFL ProduksjonerのNjålが担当。Njålとは89年か90年に出会ったのよ、彼のスタジオでデモテープを録音するのにね。そして彼はまた私達の人生に戻ってきたわ。
Morten (G) and OO (G)
S-ROCK: バンドのライヴの予定はありますか?
Tove: ええ、勿論よ。ライヴで私達の音楽を演奏したいわ、そして幾つかの事を計画しているの…当初今年の年末前にデビュー・ライヴをやりたかったのだけど、丁度いい日程を組めなかったわ。だから1月か2月に延期せざるを得なかった。それと来夏に幾つかのフェスティバル出演に向けて動いているのよ。こちらとあちらがまだ結びついてないけれど、近い将来幾つかのステージに立ってると思うわ。
その間に、ラジオ・インタビューを受けたり、ポッドキャストをやったり、雑誌だったり…。
S-ROCK: S-ROCKサイト訪問者の貴女のファンにメッセージをお願いします。
Tove: 私達はこのアルバムを古き良きものにしたかったの。本物の品よ。1枚のCDでブックレットがあって、歌詞と写真と物語があるものよ。その結果が大好きなの。全てのデザインとアートワークはOOが担当したわ。
アルバムはBandcampで買えるわ、それと全てのCDにはデジタル音源のダウンロード権が付いているの。デジタル版だけを入手する事も勿論可能よ。
Spotify等で2、3曲発表もしているのと、YouTubeの公式チャンネルがあるわ。チェックして私達のビデオを観てね。
それと公式FACEBOOKとInstagramをフォローして。
興味を持ってくれてありがとう、そしてこの機会を設けてくれたS-ROCKに感謝するわ。
Tove and CHASING EMBLA
CHASING EMBLA Official FACEBOOK: https://www.facebook.com/chasingembla
CHASING EMBLA Bandcamp: https://chasingembla.bandcamp.com/album/resurrection-2
MISSLEAD – GENTLE PERSUASION (ボーナストラック5曲入りリマスター盤): https://bidra.no/prosjekt/rock-of-norway-missleadgentle-persuasion-1989/3309b7a1-faec-4222-9d29-9baf5b0d2e31